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■2004/11/15 (月)
壮大な田舎芝居の幕が閉じた。 |
午後7時過ぎから始まる予定だった家族会の記者会見が始まったのは、8時25分だった。最初に姿を見せた横田滋氏はいつもより顔が蒼白に見えた。無理も無いのは連日の集会、講演、テレビ取材などのスケジュールに加え、めぐみさんの遺骨と北朝鮮が決め付けた<物証>を訪朝団が運んで来たからだ。一瞬、デジャブかと思うような会見内容だった。めぐみさんの遺骨は2年前の松木さんの遺骨であり、今回焦点となった後の9人の消息は、2人入国未確認、7人死亡と2年前を再現しただけだ。2年前と違うのは家族会が落ち着き払っていた事だ。なぜなら全て想定通り、予想の範囲内の回答しか北朝鮮がしなかったからだ。詰め掛けていた報道陣も一様に呆れ果てた。調査団から個々の家族に説明された内容は陳腐な脚色に満ちていて、第三者を納得させるものが何一つ無かった。
7つのコンテナがチャーター機で運び込まれたが、5つは空で2つのコンテナの内1つは訪朝団の荷物が入っていた。なんと象徴的なのだろう。全く意味の無い日朝協議そのものだった。報道で既に伝えられているだろうが、めぐみさんの夫と言われたキム・チョルジュなる人物は写真も撮らせず、血液やDNA鑑定も拒否している。松木さんの<遺品>である日本語教育の教材は東芝日曜劇場の「出航」というドラマの脚本だった。松木信宏氏は「何かの意味を込めてこれを兄は北朝鮮に託したのではないか」と言った。「前回の訪朝よりタチが悪い北朝鮮の対応だった。早く経済制裁をして欲しい」と有本明弘氏。「初めから前の情報にちょっとプラスされるだけのものだろうと思っていた。騙されては駄目よ。私はここにいるのよ、とめぐみが叫んでいるような気がした」と横田早紀江氏。「この嘘が何回やっても続けられる。北が嘘をついている以上解決はしない」と飯塚繁雄氏。「2年前と全く一緒で、変わったことは海水浴で死亡が心臓麻痺で死亡になった事だけ」と市川孝一氏。それぞれが冷静に今回の協議を振り返った。
彼らより一足早く会見場に姿を見せた蓮池透氏は「みんな呆れていますよ」と言ったが、会見でも「内容を見て呆然とした。2年前とほとんど変わっていない。弟から情報が関係機関に行っているので矛盾がたくさん出るでしょう」と言った。「本当に死んでいるなら証拠をいっぱい出せるのに、みんな生きているという事ですね」と増元照明氏も言う。北朝鮮がこんな田舎芝居を続ける理由は明白だ。問題解決能力が完全に欠如しているからだ。核問題や対米外交で墓穴を掘る盧武鉉政権とよく似ている。(続く)
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■2004/11/15 (月)
壮大な田舎芝居の幕が閉じた。(2) |
誤解を恐れず言えば、遺骨が本当にめぐみさんのものかどうかは、もう殆どこの問題と関係なくなったのだ。それに気づかないのは日朝首脳会談を行った二人ではないのか?
この記者会見はスカイパーフェクTV!ch767「日本文化チャンネル桜」でノーカットで全ての模様が放送されるはずだ。「報道ワイド日本」のコーナーでも放送されるだろうが、全篇ノーカット放映の特別番組の放送を局側に強く望みたい。なぜなら、絶対に地上波の普通のニュースでは放送されないからだ。できれば、ブロードバンドでもストリーミング公開をして欲しい。なぜなら、5.22の小泉再訪朝後の家族会記者会見が切り貼放映で恣意的な編集により家族会バッシングの材料になったからだ。それを防ぐ上でも、メディアが何を選んで放送するのか、編集方法を視聴者が知る上でも、重要なことだからだ。ノーカット一挙放送を強く局側に要請する。
<補足>04.11.16 01:29修正
「北朝鮮がこんな田舎芝居を続ける理由は明白だ」に続く「問題解決能力が完全に欠如しているからだ」を以下の文章に修正します。
「北朝鮮がこんな田舎芝居を続ける理由は明白だ。問題解決能力が完全に欠如している事と日本を舐めきっているからだ。」
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■2004/11/15 (月)
共同通信は、もっと上手くスパイ活動をしなさい。 |
15日に平壤から帰国する日本代表団がチャーター機を利用する事になったが、物証などを運ぶためと言われている。つまり未帰還者が搭乗する可能性はないのだから、成果ゼロの日朝協議だった。11月10日にも書いたが、もともと存在していない調査委員会なる組織の委員長まで登場させて金正日は悪ふざけをしている。昨日のフジテレビ「報道2001」に出演した重村早大教授によれば調査委員長の陳日宝(チンイルボ)という名前は朝鮮語で「一歩前進」という意味があるらしい。いい加減日本はこんな茶番に付き合うのは止めたらどうだ。経済制裁の是非を最近テレビで世論調査をしているが、全く無意味だ。そもそも昨年衆議院選挙の立候補者に家族会・救う会が経済制裁の是非を問い、その結果の今年の国会での法案成立だ。
世論に問うのなら制裁の方法論になるはずだ。にも拘らずこの期に及んで制裁は意味が無いとか北朝鮮の代弁をする者がメディアに登場する。そういう人間は2年前に5人を北へ返すべきと言っていた人間だからよく名前を憶えておこう。今後北朝鮮との有事になった時は完全な北朝鮮工作員になる人間だからだ。
それにしても昨日の「報道2001」に出演した横田早紀江さんの言葉には心を揺さぶられた。どんなに冷酷な結果が待っていようと、いや、待っているという不安が大きくなっても、毅然とした言葉で27年間の戦いを早紀江さん自らが総括したような言葉だった。27年前の今日、めぐみさんは拉致されていた。早紀江さんはこう言った。
「総連や在日の人、日本人でも朝鮮の活動を支えていた人がいる。そういう人が拉致に協力したが、ちゃんと調べて明らかにして欲しい」
この早紀江さんの言葉は恐らく1億2千万国民の心を自らに鞭打ち代弁してくれたものだ。私たち第三者はもう何も言えなくなってしまい、彼女の願いを叶える為に行動するしかないのだ。
ところで共同通信のこの記事は何だ?政治部はいつ自分たちの勘違いに気づくのか。町村外相の発言は11月12日の外務委員会開会後1時間17分から民主党増子輝彦議員の質問に答えたものでここで確認できる。捏造はもう止めなさい。
本日午後7時から家族会・救う会の記者会見があるので、今夜再び更新します。
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