エージェントXのニューヨーク便り

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さるさる日記

2006/12/01 (金) 皆様へ

こんにちは。

僕はニューヨークを離れ、ずいぶん日が経ちます。
なので、この形で便りを更新することは、もうありません。

さるさる日記がいつまで存在するのか分からないですが、
これを読んでくれた人たちからは概ね好意的な評をもらえるし、
当時の記録として永続的にUPしておくのが良いかなと思ってます。

日々更新される膨大な情報の海の中で、
実にささやかな試みだったけど、
僕はここに戻る度に、
当時ニューヨークという街の煌めきを、
今も鮮明に思い出します。

2004/09/18 (土) 尋ね人

氏名:エージェントX
手掛:男性、ニューヨーク在住
事情:本年8月26日より更新なし
連絡:Xagent_2@hotmail.com

http://www.fbi.gov/mostwant/kidnap/kidmiss.htm
え、えふびーあい…

2004/08/26 (木) 五輪外伝

(NBCテレビ在アテネ編成会議室にて)

プロデューサー:次は誰?

調査員:(机上の書類束をめくりつつ)えー、ルーマニアの水泳選手です。

プロデューサー:O.K。どうしよっか。

放送作家:母親は生きてるのか?

調査員:はい。しかし、何故・・?

プロデューサー:ダメじゃん。

放送作家:家族で病気だった人は?

調査員:叔母が帯状疱疹にかかったことがあると書いてあります。

放送作家:いけるかもしれません。

プロデューサー:メチャイケかも。仲良し?

調査員:彼と会ったのは一度だけです。叔母は発狂していると思われます。自分をイルカだと言っていたそうです。

プロデューサー:そういうの好き。オバちゃんとの一回の出会いが全部変えちゃう。

調査員:何をおっしゃっているんですか。

放送作家:胸裏を揺さぶる面会です。人生が一変します。卓越へと駆り立てられました。

プロデューサー:彼はオバちゃんの写真を持ってる。

調査員:そのような記述はございません。

放送作家:心の中に。

プロデューサー:オバちゃんの顔を思い浮かべながら走る。

調査員:水泳選手です。

放送作家:その方がいい。叔母は彼の最初の水着を買ったんです。

調査員:どうしてそうなるんですか。彼が叔母に会ったのは2歳の時で、競技を始めたのは15歳です。叔母は施設に入っていたんです!

プロデューサー:縁がある。見えない?

放送作家:私には見えます。健康な彼の母親はその面会を今でも覚えています。息子は紅潮していました。

プロデューサー:長い年月の間に、悪いことが重なる。共産主義の抑圧。

放送作家:少年は水着を愛してます。叔母からもらったんです。水着を愛さない少年がいますか?

プロデューサー:彼はオバちゃんのために泳ぐ。オバちゃんは泳げない。分かる?泳ぎは彼の使命。彼はまだオバちゃん大好き。

放送作家:そうです。もちろんです。叔母はきっと瀕死でしょう。

プロデューサー:大好き。書いて。スタッフ付ける。次は誰?

(25日付ニューヨーク・タイムズ紙面(OP-ED欄A24面John Kenney氏投稿)より抜粋)

2004/08/24 (火) 五輪

「オリンピックに馬の競技があるの知ってた?」
http://www.athens2004.com/en/EquestrianGallery/redirect

NY在住邦人の会話。
水球やヨットなど、なじみ薄の種目もTV放映されている。
日本ではきっと日本人選手の活躍が目白押しなのだろう。

各国お国自慢のオリンピック。
シドニー・オリンピックをロンドンで視ていた頃は、
英国お家芸のボートや射撃、競輪がメイン種目だったな。

多チャンネル時代に一局が放映権を独占し、
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20040816203.html
http://www.nbcolympics.com/index.html
NYの街全体が盛り上がる雰囲気はない。
日本語放送でも映像は殆ど見られない。
http://www.tvjapan.net/

番組が盛り上がるのはアメリカが勝ちに行くときだ。

男子体操団体決勝、最終種目鉄棒。
アメリカの選手達は一位で既に競技を終え、
日本選手団が登場してきた。

「ジャパニーズ・ダイナスティ復活!」
うめき声と共にNBCのアナウンサーが叫ぶ。
秀抜な三人の試技が、
米国金メダルへの野心を完膚無きまでに打ち砕いたのだった。

金メダル、おめでとうございます、ってか、ありがとうございます。
部屋で密かにガッツポーズ決めてしまいました。気分ヨカッタ。

2004/08/13 (金) メロン→カボチャ

近所の生協に行く。
Honey Dewメロン※を買った。
めちゃ美味しい。

梨の旬は夏だそうだけど、
http://silk-famous.cocolog-nifty.com/zenmondo/2004/08/post_5.html
メロンの旬も秋でなく夏なのだろうか。

去年の秋、
ソーホーのディーン&デルーカでは多彩な種類のカボチャを陳列していた。
http://gourmet.tokyoindicator.com/2004-03-04.php
http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-f/naiyou/kabotya0.htm
凸の字を軸に沿って回したような、瓢箪くずれ形オレンジ色カボチャが店員のオススメで、
煮付けで食べたらふくよかな甘みがとろけた。

日本なら蝉の声が聞こえ始める夏休みの後半、
冷夏のニューヨークはバカンスで漫ろに静かだけれど、
彫りカボチャの季節がもうすぐやってくる。

※日本ではマイナーらしく、「ホームランメロン」とか、音に掛けて「羽重(羽根十)メロン」というらしい。羽重って…。
http://www2.wbs.ne.jp/~y-melon/m-ru-homuran01.htm
ちなみに美味しかったカボチャは右上の写真の左側にある乳白橙色のヤツでしょう。
http://csm.jmu.edu/biology/clevinja/bio486/plantfamilies/EmilyUral/cucurbitaceae.htm

2004/08/12 (木) 新聞

朝の売店や夕方の街角に並ぶNY PostやDaily news。
http://www.nypost.com/
http://www.nydailynews.com/
写真に注目し、見出しを眺める。
中吊りの代わりだ。

朝の駅前で、無料で配ってくれる新聞もある。
http://www.nynewsday.com/other/special/amny/
http://www.miraiken-web.com/fromabroad/ny/mail2004june.html
時々気まぐれにもらって何となく読む。
スポニチ感覚で楽しい。

有名どころは記事が長い。
http://www.nytimes.com/
http://online.wsj.com/public/us
新聞、というより日刊評論文集だ。

サッカー日本対中国、
雅子様の御不幸、
原発蒸気噴出、
この数日も、渋めルポルタージュ風の解説が並んだ。

西語や中国語新聞に紛れて日経なんかがスタンドで売られているとチョット嬉しい。
もちろん買わないけど。

日系の食材屋やレストランには日本語フリーペーパーが充実している。
http://www.nyjapion.com/
最近日刊の日本語フリーペーパーが発刊されたのは、
日本経済復活の真の証に違いない。

ちがいますかそうですか。

2004/07/22 (木) 歌舞伎に行ってみた。

歌舞伎に行ってみた。
http://www.heiseinakamuraza.jp/index.htm

『ラストサムライ』で天皇役を演じたから、
中村橋之介の方が中村勘九郎よりNYでの認知度は高いらしい。

ふーん。

初日の公演にはこんな面々が顔を揃えていた。

相原勇
http://www.sweet.jp/aihara/
海部俊樹
http://www.anan.ne.jp/kaifu/
戸田奈津子
三田寛子
森英恵

うーん…。

お、NY Timesのアート欄、
大きな写真(26cm×17cm)付きのトップ記事で褒めちぎられている。
http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20040721061047/20040721snp08003.html

うぉーー!

リンカーン・センターの夏は、
まだまだ暑くなりそうなのでした。

2004/07/07 (水) 地下室

打ち合わせ終了後、
皆さん申し訳なさそうに尋ねる。
「Xさん、NYのストリップとか、ご存じですか…?」
http://www.flashdancersnyc.com/

タイムズスクエアの北のはずれ、
ブロードウェイ沿いのXXXに潜り込む。
入場料なし、バドワイザー一本$7、時間無制限。

踊り子のフトモモ・バンドに1ドル札のおひねりを差し込むと、
とっておきヒップ・ダンスのお返しだ。
店で見慣れぬ日本人の若者に、
周囲の客は質問攻め。
10年前のこと。

風俗に厳しいジュリアー二前市長以降、
街の風景は一変する。
http://www.alc.co.jp/kaigai/world/soboku-e/0005.html

店はドレスコード(Tシャツ・短パン・サンダル不可)あり、
黒服が入り口を固めるジェントルマンズ・クラブに進化した。
入場料$20を払って階段を下ると、
広くなった舞台の上、金色ポールは1本から3本に増えている。
http://www.flashdancersnyc.com/clubpics/DSCN2012.JPG

おしなべて肌理が細かく抜群のスタイルを持つ娘達、
「私と一緒にダンスしない?」
一脱ぎ踊り終わると次々気さくに声を掛けてきた。

「ダンスったって、どこで踊るのさ?」
「ここで踊ろ。それからもっとPrivateな所へいって…」

ルーマニアからやってきた彼女は、
ミュージカルのオーディションに受かるべく奮闘中だという。

デカダンで開放的なネオンの地下室、
大人数で行って明るく楽しむか、
一人で訪れてじっくり踊るか。

僕の場合、
連れの女性の方が踊り子にたくさん声をかけられているのが気になったのでした。

2004/06/24 (木) 火垂る

夕闇の公園※で、蛍に出会った。

薄黄の灯−鮮烈な白光−青い残像、
そして暗闇。

ニューヨークの6月は熱い。
(8月は暑い。)

野外オペラのメット・イン・ザ・パークス、
http://dir.biglobe.ne.jp/col/travel/travelusa/closeup/CU20040601A/
豪華キャスト目白押しのジャズ・フェスティバル、
見るか踊るか?ゲイ・プライド・パレード。
http://www.hopinc.org/

グルメが涙するレストラン・ウィークもある。
http://www.nycvisit.com/content/index.cfm?pagePkey=241
そういえば、ベルモント・ステークスに、
全米オープン(丸ちゃん惜しかった。)も6月だった。

人々がバカンスに消える酷暑を前に、
祭りのつるべ打ちだ。

けれど夜空に乱舞する打ち上げ花火がいずれ消えゆくように、
陽炎に燃える季節もいつかは去りゆくだろう。

蛍、一閃。

ブロンクスのはずれから、
静かに秋を見澄ましていた。

※ペラム・ベイ・パーク:ブロンクス北端にあるNY市最大の公園。
http://www.us-benricho.com/article.php3?id=12378

2004/06/18 (金) ダニエる

美味くて楽しめれば少々値が張っても良いけれど、
高いだけ?みたいな店はちょっとねぇ。。

「ザ・フォーシーズンス」のプール・ルームはなるほど抜群だから、
http://fourseasons.citysearch.com/
300ドル・ランチの「Masa」も、
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/column/20040304e3m0400b04.html
ひょっとして、素敵、なのかもしれない。

でも、自己顕示欲剥き出しのクライアントには、
セントラルパークの中心で、
ゴーゴーを叫ぶ、
http://coolsummer.typepad.com/kotori/2004/06/post_11.html
「タバーン・オン・ザ・グリーン」をプッシュしてしまいたい。

ベスト・クライアントには、
価値が価格を上回る店だけを薦めよう。

高級イタリア食堂「イル・ムリーノ」は六本木ヒルズ出店が話題だけれど、
http://www.ilmulinonewyork.jp/ja/from.html
高級フランス食堂「ダニエル」を推す声を最も耳にする。
http://www.danielnyc.com/

オススメとなるかどうか、
まもなく判明だな。
では、いってきまーす^^;

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